部下の目標設定をどのような基準で行えばいいかわからない。
と悩んでいるマネジメントは多いと思います。
そのようなマネジメントに向けて参考になればと思います。
部下の目標設定に活躍するSMARTとは？
SMARTの法則とは、
- Specific … 具体的
- Measurable … 計測できる
- Achievable … 達成可能性
- Relevant … 関連性
- Time-bound … 明確な期限
の頭文字を取って作られた言葉です。
目標設定を行う際にこれらに則った目標設定を行えばモチベーションを維持した状態で目標達成の成功確率が高まるとされています。
Specific … 具体的
まず１つ目は具体性です。
誰に言ってもわかる目標設定でないといけません。
曖昧な目標やどうなったら達成なの？となるような目標設定ではいけません。
例えば、
年間販売台数〇〇台を販売し年間表彰される。
年間売上〇〇万円を売り上げて会社に貢献する。
作業時間を〇〇分以内にして作業効率をアップさせる。
クレーム件数〇〇件以内にして顧客満足度をあげる。
などという具体的なものが良いとされています。
営業だと数字でわかりやすい目標を設定しやすいですが、数字で表しにくい部署の方は上記のような作業時間の短縮などを参考にしていただければと思います。
Measurable … 計測できる
２つ目は計測できる目標かどうかということです。
１つ目の具体的かどうかという部分と重複する箇所はあるかもしれませんが、
数字で〇〇台以上で目標達成。
売上で〇〇万円以上で目標達成などという形で数字で計測できるものの方が目標設定としては望ましいです。
Achievable … 達成可能性
３つめは達成可能かどうかです。
非現実的な目標では意味がありません。
今までの実績が自動車の年間販売台数が３０台の人に対して、
今年は１００台を目指そう！となっても到底無理な話です。
なにか根拠があれば良いですが、ない場合はもっと達成可能な範囲で目標設定をすると良いでしょう。
Relevant … 関連性
４つめは関連性です。
これは自分の掲げた目標が組織のビジョンと関連しているかです。
例えば私の場合は自動車を販売して会社の売上を作らないといけない営業マンが今季の目標に「５キロの減量を達成する」という目標を設定したいとなると関連性はかなり薄いと言えます。
逆に年間販売台数〇〇台。そのために一ヶ月に〇〇台。一週間に〇〇台。販売する必要があります。その台数をこなすために顧客への提案書を毎日５枚作成し提案します。
となると素晴らしい。と関心してしまいます。
Time-bound … 明確な期限
５つ目は明確な期限です。
目標設定には「いつからやるのか」「いつまでにやるのか」という２つの期限を設ける必要があると考えます。
「いつかやります。」「いつか達成出来ればいいと思ってます。」ではいつまで経っても目標達成はできません。
なので、上記２つを設定し早急に目標に向かってスタートをするべきです。
さいごに
さいごに目標の設定の方法は様々です。
色々なやり方がありますし、人によって向き不向きがあります。
部下一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取り、目標の設定を行いましょう。
