マネジメント

【現役ディーラー営業マンが語る】輸入車ディーラー営業マンの年収はいくらなのか?

現役の輸入車ディーラー営業マンである私が輸入車ディーラー営業マンの年収について解説していきます!

この記事では

■輸入車ディーラーで営業職に務めている人がどれくらいの給料を貰っているのだろう?

■30代で輸入車ディーラーに転職したら年収はいくらくらいになるのだろう?

■輸入車ディーラーでトップセールスになったら年収はどれくらいなんだろう?

自動車業界に興味があったり、転職で年収を上げたいと考えていたり、モチベーションを上げるために実際の年収が知りたいという方に向けて実際に私が9年間務めた経験から解説していきます。

おーちゃん

私は2013年から輸入車ディーラーに務めて現在9年間営業マンをしています。

年間60台売ればトップセールスマンと言われている中で2019年2020年には

年間の販売台数が90台を超え年間売上5億の売上をあげて社内表彰を受けました。

そんな私が輸入車ディーラーに勤める営業マンがどれくらいの年収なのかを解説していきます。

マイナビエージェント

輸入車のディーラー営業マンの年収は400万〜2000万

結論からお伝えすると輸入車年収は400万〜2000万です。

勤務地や会社のルールによってはかなり年収の幅があります。

基本的に新卒で入社したときには車も売れないので年収は400万程になります。

ベテラン営業マンやトップセールスマンになればなるほど

年収は1500万〜2000万クラスになります。

私の務めているメーカーのトップセールスの方は噂で年収3000万程だそうです。

おーちゃん

ちなみに私の務める会社はインセンティブ制度はありません。

年収は550万程度です。

競合他社に転職して同じ結果を出せば年収1500万は余裕だそうです。

輸入車ディーラーの年収は経営母体の会社で差が出る

輸入車ブランドは基本的な形態としては「フラチャイズ」です。

「アウディジャパン」や「BMWジャパン」「メルセデス・ベンツ・ジャパン」という

ドイツの高級車ブランドの日本拠点があり販売店(ディーラー)はそこから仕入れを行います。

ディーラーは中小企業のオーナー社長というケースがほとんどです。

なので給与は母体の会社によってバラバラです

インセンティブの制度を導入しているところもあれば、

固定給の会社も多く存在します。

もし転職を考えていて、年収1000万以上を目指そう!と意気込んでも転職した会社が固定給だった場合は

どれだけ台数を売っても年収は上がりません。

今から輸入車ディーラーに務めて高年収を狙おうと思っている人は

勤め先にインセンティブ制度があるか無いかはしっかり確認しておきましょう。

おーちゃん

トップセールスマンになればなるほど出世したくないという人が多いです。

インセンティブ有りの会社だとマネージャーや支店長より営業マンの方が稼げます。

インセンティブ制度があるかどうかで年収に差が出る

そして、このインセンティブ制度があるかないかで年収は雲泥の差が出ます。

同じ販売台数でも倍近く年収が変わることもあります。

インセンティブの報酬単価は会社によってバラバラです。

会社によっては様々なインセンティブ項目があります。

  • 販売台数に応じたインセンティブ
  • 長期在庫を販売するとインセンティブ
  • 特定車種を販売するとインセンティブ
  • 車検入庫数に対するインセンティブ
  • 点検入庫に対するインセンティブ
  • 新規保険獲得に対するインセンティブ
  • 保険の継続時の手数料に対するインセンティブ
  • 車を買い取ってきたことに対するインセンティブ
  • 買い取ってきた車がオークションなどで儲かればインセンティブ
  • 国産ディーラーだと「携帯電話」のインセンティブ

一台あたり〇万円。年間販売台数に対して○万円。利益に対して○万円。手数料の○%など

貰える金額はバラバラで会社によって大きく違いますが

営業マンとしてはこれ以上モチベーションを上げるものはありません。

インセンティブをクリア出来る人は年収1000万を超え、全くクリア出来ない人は普通のサラリーマンと同じ位の給料です。

おーちゃん

説明した上記以外にも生命保険や会社独自で取り組んでいる商品の拡販などもあります。

ベテラン営業マンやトップセールスマンになればクリアできるインセンティブが多く有るので、年収が上がっていく仕組みです。

輸入車ディーラーに務めて年収を上げるためには?

そして輸入車ディーラーの営業マンで年収をあげる為にはインセンティブを獲得していく他にありません。

ベテランの営業マンやトップセールスマンは「販売台数」や「保険」「車検点検入庫」が豊富にあるので、

年収はどんどん上がっていきます。

特に輸入車になると販売する単価がかなり高くなるので、

営業マンの懐に入ってくる金額も自然と大きくなります。

私の務めているブランドでは「特定車種を販売するとインセンティブが100万入る」「長期在庫でモデル末期の車両を売るとインセンティブが貰える」「四半期で〇〇という車種を〇〇台販売すればインセンティブが貰える」などというのもありました。

他のブランドの営業の話だと、自分で新車を購入しインセンティブをもらった後に乗らずに売却。

中古車として売却するのでもちろん値段が下がってしまいますがインセンティブも貰えているので差し引きするとインセンティブの方が多く残るから自分で購入している営業もいました。

すごい事を考える営業もいるもんだなと関心しました。笑

おーちゃん

車を売るのももちろんなのですが、車検や点検、保険の新規加入や保険の継続手数料で定期的にお金を払ってくれる顧客を増やしていくことで年々年収は上がっていきます。

インセンティブのメリット

モチベーションになる

インセンティブのメリットはなんと言ってもモチベーションになります。

「○〇台売れば〇〇万円貰える!」という眼の前ににんじんをぶら下げて走らされている状況は

意外にも人間をやる気にさせます。

逆にインセンティブが無い場合だと売っても売らなくても給料変わらないので、

特に焦って結果を出そう!という営業は少なくなります。

お客様が車を見に来店されても「誰が対応できるー?」「予定ない人が対応する?」みたいな空気感が出ます。

インセンティブのデメリット

人間関係が悪くなりがち

お金はいい意味でも悪い意味でも人を変えてしまうと思います。

売れてインセンティブによって収入が上がり有頂天になってしまい

後輩やサービススタッフや受付の人達の扱いが雑になる人もいます。

表はキラキラしてトップセールスマン!という感じですが、

裏では結構悲惨な状況という事もあります。

新規のお客様が来店された時も我先にと対応する営業や後輩や周りの人そっちのけで接客するなど

足の引っ張り合いみたいになって人間関係に歪みが出てくる事がよくあります。

マイナビエージェント

さいごに

輸入車ディーラーの年収について解説しました。

会社によって様々ですが、私が輸入車ディーラーに務めて体感した事や同業者にも聞いてみた情報なので参考になると思います。

「年収を上げたい。」「スキルを磨きたい。」と思う人は輸入車ディーラーに務めてスキルと年収を高めるのも良いと思います。

務めている会社を給料だけで判断するのはあまりおすすめできませんが、

輸入車ディーラーは不動産より働きやすい環境だと思いますし結果も出しやすい業界だと思います。

「ディーラーってブラックやんなー」と言われることも多く「ディーラーってブラックやなー。」と思う事も多くありますが、現役営業マンの意見を是非参考にしてみてください!

それでは!