マネジメント

【新任マネージャー必見】マネジメントに必要な4つの能力とは?

「マネージャーってどういうスキルが必要なの?」

「マネージャーに就任したけど、うまく部下をマネジメント出来ない。」

「将来マネージャーになりたいけど、どんなスキルを鍛えれば良いのだろう?」

新任マネージャーやこれからマネージャーを目指す人はこのような事で悩んでいるのではないでしょうか?

マネジメントには様々なスキルが求められます。

今回はその中でも私が特に重要だと思う4つのスキルについて解説していきます。

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昨年から私もマネージャーに就任しましたので、

特に同じように新任マネージャーとしてどのように取り組んでいくべきか悩んでいる人の参考になればと思います。

リーダーシップ

1つ目は「リーダーシップ」です。

リーダーシップとマネジメントを比較することがよくありますが、

私の意見としてはマネジメントする為には必ずリーダーシップが必要です。

リーダーシップスキルの上にマネジメントスキルが乗るようなイメージです。

どれだけマネジメントについて勉強して理解できていたとしても、

リーダーシップがなければ部下は付いて来ません。

リーダーシップスキルの高い人の特徴

・人望がある

何らかの成果を出している

・部下とのコミュニケーションがしっかり取れている

・部下の意見や考えをしっかりと聞いてくれる

などが考えられます。

このような特徴のある人に部下は「この人に付いていきたい」と思います。

私は「成果を出している」×「部下とのコミュニケーションがしっかりと取れている」に人望は生まれると考えます。

マネジメントになっている以上なんらかの成果を出していると思いますので、

あとは「部下としっかりとコミュニケーションを取る」という事ができれば自然とリーダーシップは生まれてきます。

管理スキル

そして次に「管理スキル」です。

プレイヤーからマネージャーになって一番の変化は、

今まで自身の成果を追いかけていたのが、

「部下に成果を出させる」という事が成果になる。

という事が一番の違いだと思います。

私もこの現実に直面しておりますが、自身で成果を出すことの方が楽だと何度も思いました。

その中で部下や目標などを「管理」するというスキルが非常に大事になってきます。

目標管理

自分自身も当然ですが、部下の目標設定も適切に行い目標に向けての日々の行動を管理していく必要があります。

そして、部下の目標は高すぎても低すぎても駄目です。

適度な目標設定を行いましょう。

私は「部下の目標は部下自身が決める」という事を大切にしています。

これは会社から与えられた目標だと部下のモチベーションに直結しないケースがあるからです。

なので「部下がワクワクするような目標設定」を部下と話し合って決めましょう。

私の部下に対して「事業部内でトップ5以内の成果を出す」という目標設定を行ったり、

「事業部内で一番成果を出しているセールスを負かす」等という目標設定を行いました。

その後、「目標を達成した自分にワクワクするか」と聞いて決めました。

モチベーション管理

部下のモチベーションを管理することもマネージャーの仕事です。

部下のモチベーションを常に高く保つ事ができれば、

部下は仕事へ積極的に取り組み、退職者も減り、最終的に部下は自立しマネージャーの仕事も楽になっていきます。

そしてモチベーションは

内部的モチベーション外部的モチベーションの2つが存在します。

・内部的モチベーションは自分が「やりたい!」「やってみたい!」と思って行動することです。

例えば、

自分の得意が活かせる業務に集中できる。

自分の意見を言いやすい心理的安全性の高い職場環境など。

・外部的モチベーションは外的要因によるものです。

代表的なもので言うと「インセンティブ」です。

売れば給料が上がるし、売らなければ給料は出ない。などです。

人によってモチベーションを高く保てるポイントがバラバラなので、

しっかりとコミュニケーションを取り、部下が何に対して高いモチベーションを持ってくれるかを知る事が大切です。

業務の進捗管理

自身の業務管理もしないといけませんが、

部下の業務を管理することも必要です。

特に新人や若手スタッフだと自分の業務内容が把握できていなくて抜け漏れが多発する可能性もあります。

しっかりと業務が進んでいるかを管理して成果に結びつけてあげるようにしましょう。

オススメなのは、

「タスクブレイクダウン」「1ON1面談」です。

タスクブレイクダウンは次の日にやらないといけないタスクを書き出す。

一緒にタスクブレイクダウンを行うことで「やらないといけないこと」や「やりたいこと」などを整理して優先順位をつけることで効率よく業務を行うことが出来ます。

1ON1面談では、部下としっかりコミュニケーションを取ることで「業務で行き詰まっている部分があるか」や「業務内容で分からない部分があるかどうか」などを聞き出す事ができます。

そのような内容をしっかりと解消することで部下の生産性も上がります。

コミュニケーションスキル

私としては一番重要視すべきなのは「コミュニケーションスキル」だと思います。

仕事の全てはコミュニケーションで成り立っていると言っても過言ではありません。

上司のコミュニケーションスキルが低いと退職者が続出したり、生産性が著しく低くなったりします。

ここは必ず身につけるようにしましょう。

コミュニケーションスキルは「意思を伝えるスキル」と「相手の意思を受取スキル」です。

どのようにすれば相手にしっかりと自分の意思が伝わり、

どのようにすれば相手は自分に意思を伝えてくれるのかを考えて行動に移していきましょう。

問題解決スキル

マネージャーになると日々様々な問題が起こります。

特に「成果を上げるということ」「クレーム処理」「部下の育成」などマネージャー自身がうまく行かないと考えていることはすべて問題です。

これらを解決しないといけない時に役に立つ考え方が、

「ロジカルシンキング」と「クリティカルシンキング」です。

・「ロジカルシンキング」は物事を論理的に捉える考え方です。

例えばクレームが起こってしまった時に「なぜクレームが起こったのか」「どうしてお客様は起こっているのか」「何が問題だったのか」などを考え現状を把握するという考え方もロジカルシンキングの考え方です。

これが出来なければ原因が分からないまま的外れな行動してしまい、火に油を注ぐことになってしまいます。

・「クリティカルシンキング」は物事を批判的に捉える考え方です。

起こった事柄に対して「果たして本当に正しいのだろうか?」と様々な角度から疑問を持って考えていきます。

様々な角度から物事を捉えるので、様々な考えが生まれて可能性が広がっていきます。

最後に

マネージャーになると様々なスキルが求められます。

プレーヤーとして成果を追い求めていた時とは全く違うスキルを会得しないといけませんので、

大変かもしれません。

「名プレイヤー名監督にあらず」という風に言われますので、適性もあると思いますが勉強し自身をマネジメントすれば誰しも名監督になれると思います。

是非、プレイヤーから新任マネージャーになった方には日々勉強し部下から信頼されるマネージャーを目指していきましょう。

それでは!